みらいのたね賞2021受賞製品

火バリ」<木造準耐火構造(45分)―外壁用木板―

岐阜県 JAS 製材品等供給・利用推進組合

受賞製品

「火バリ」<木造準耐火構造(45分)―外壁用木板―>

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製品概要

みらいのたね賞選評

私たちが都市の建築空間で目にする木材の大半は、化学的に加工された、自然木とはまったく異なった性能をもつ建材である。そのようなものを見るたび、それが木であることは本当に求められているのか、木というものの価値は一体何であるのか、と考えさせられる。ところがこの「火バリ」は、薬剤処理を施さない木材をそのまま用いて準耐火構造の外壁材と認定されているということにまず驚かされた。いわゆる「燃えしろ設計」(想定される火事で消失する分を予め見込んで木材寸法を大きくすること)の考え方で、厚さ 30mmの木板と背後のボード・下地の複合で準耐火性能を確保するというものである。木が本来持っている物性をそのまま使うこのシンプルな発想こそが、人間の感覚と共鳴する建材を生みだすのではないだろうか。木と人の距離を近づける製品である。(山本想太郎)

賞選評

メーカーによる製品説明

木造準耐火構造(45 分)の外壁用木板が「火バリ」です。不燃材などの薬物を使わず「もえしろ」設計により、国交省の認定を取得しています。岐阜県産のヒノキとスギを加工、無塗装仕上げです。「火バリ」は講習会や会員登録なしで自由にご利用できます。岐阜県木材協同組合連合会は、森林の活性化・土砂災害の抑制・CO2 削減さらには地球温暖化対策の一環にも貢献できることを期待して開発しました。

メーカーより