「NKP,NKシリーズ」神保電器株式会社
HEADベストセレクション賞選評
シンプルでシャープなデザインと色相、視認性の高いスイッチの大きさ、作動させやすさ、オンオフの状態のわかりやすさ等々、特に住宅を得意とする建築家から絶大な支持を得ている点が、今回の選定基準にぴったりとはまった。(渋田一彦、昌平坂建築研究所)
メーカーよりコメント
“シンプル”を支える確かな技術。様々な建築電気設備の操作系を“一枚のプレートにまとめる”ため、NK SERIEはJIS大角連用形スイッチと共通の取付方式を採用。限られた寸法・構造の中で、スイッチ操作部の拡大と保持強度を両立する独自の構造。鋭指向性の点光源を開発、表示灯付スイッチに革新的な形状の発光面を実現している。
HEAD会員建築家コメント
スイッチプレートを統一できることは嬉しいのだが、特殊なスイッチの場合はスイッチ本体がメーカーごとに異なるのでプレートとは色が異なるものとなってしまうことも多い。UDMプロジェクトとも連携してさらに統一化が進むことを期待したい。
(中村研一、中村研一建築研究所)
スイッチパネルが電設部材の領域からなかなか飛び立てていないなかで見事にデザインを昇華しテイクオフしたのがNKPシリーズ(神保電器株式会社)だった。その表情はシンプル且つ十分であり、さらにNKシリーズによって製品選択の潔さが心地よく映った。あらゆる工業製品がこれまでの機能優先の方向から、心地よさや空間での役割に少しづつ方向転換を計りつつある今、これらのシリーズの今後の発展や展開を期待したい。
(三沢亮一、ミサワアソシエイツ)