「ガルバリウム雨樋HACO/H6号」株式会社タニタハウジングウェア
HEADベストセレクション賞選評
これまで雨樋は、必要であるものの、できればなくしたい存在であったのだが、そのお悩みを解決したのがタニタ社のHaco H6号である。つまり、ガルバリウムのシンプルな箱であり、吊り金具が見えず、縦樋や曲がりのジョイント部分もシームレスに納まっているので外壁や屋根と一体化したデザインが可能となる。特注でしかありえなかった行き届いたディテールをもつ製品であり、定番としてこれからも広く支持されると思われる。(加茂紀和子、みかんぐみ)
メーカーよりコメント
【建築デザイナーの声から生まれた雨とい】
「雨といは出来ればつけたくないが、つけざるうえない。」という声に応えるべく登場したのがHACO。あたかも構造の一部であるかのように金属製の特長を生かし、エッジを効かせた箱形のデザインとなっています。取付金具が見えない取付構造、ジョイントは共材のt0.4mm 、エンドのキャップも可能な限り角Rを小さくし、雨といと感じさせないよう目立たないパーツで構成されています。HEAD会員建築家コメント
建物の重要な部品であるにもかかわらず機能性や耐久性のみを重視したプラスティック製品に市場から駆逐された金属製雨樋の世界で、デザイナーの要望に応えて美しくしかも機能的な新商品を開発してくれたメーカーに対する建築家たちの称賛の声は絶え間ない。(松永安光、近代建築研究所)
製品図を見ると、なぜこのような製品が今までなかったのか不思議な気がするほど、シンプルな箱型形状の雨樋である。端部水止め・内押え式の継ぎ手などの役物まで含めて、見事に全体としてシンプルな形状を成立させている。(宮崎浩、プランツアソシエイツ)