「ドルマ ハートカム ドアクローザ」杉田エース株式会社
性能と意匠に優れたドアクローザ
HEADベストセレクション賞選評
ドアクローザに必要とされる性能は、ドアを枠に引き寄せ、ラッチが確実に掛かるようにする引き付け力であるわけだが、これだけではクローザとしては不完全だ。ドアを開けるときには一転して、軽い力でドアを動かすことが出来なければならない。この相異なる2つの性能を満たすことがドアクローザとしての必要十分条件となるわけだが、力学的に考えてもこの2つの性能は背反の関係にあり、多くのドアクローザではうまい具合にいっていない。ところがこのDORMAのドアクローザは独特のカムを利用して、扉はゆっくりと引き付けられながらも確実に閉じられ、それでいて軽い開き心地を実現している。地味だがすぐれた製品である。
(山梨知彦)
メーカーよりコメント
ドイツのDORMA(ドルマ)社のハートカムドアクローザは、独自のハートカム方式により、扉が軽く開けらます。一般的なラック&ピニオン方式に比べ、扉が軽く開けられ、しっかり静かに閉まります。
一般的なラック&ピニオン方式は、ギア勘合なので摩擦抵抗が大きく、ゆっくりとしたスピードに調整すると、閉まり切らない場合がありますが、
ハートカム方式(スライドチャンネル式)は、開閉効率が大幅に向上し、重いドアを軽く開くことができ、しっかりと静かに閉められます。子供や女性でも重い扉がラクに開けられます。電気錠付きのドアにも最適です。
HEAD会員建築家コメント