織田島酒店

計画地東京都国分寺市
既存建物木造2階建、226.49(m2)、竣工1969年
完成2024年8月
設計山本想太郎設計アトリエ
施工金田工務店
木造の角打ち酒屋(兼住宅)のリノベーション。耐震改修、水回り改修、屋根の葺き替え、外壁改装、太陽光発電パネル設置などをおこないました。元の建物は、木造家屋の正面の壁だけを大きく立ち上げた、いわゆる「看板建築」の形状でしたが、その外形はそのままに、そこに家形をイメージさせるデザインを描いています。建物を大きく見せるデザインに、小さく見せるデザインを重ねることによって、この店舗に求められるイメージの変遷が表現されています。
「角打ち」とは、酒屋の一角で購入したお酒を飲むこと、そのスペースが設けられいることの呼称です。元来は立ち飲みですが、このお店ではカウンターに座ることができ、おつまみも供されています。お客様に親しまれているこの雰囲気をそのまま保つため、店舗部分を避けるように耐震改修をおこないました。
改修前の外観