「アイラン・カン - 内なる本棚 」展

会場ヴァンジ彫刻庭園美術館
所在地静岡県三島市
用途展覧会 (アーカイブpdf)
会期2010年2月-5月
アーチストカン・アイラン
協力ユミコチバアソシエイツ
会場構成設計山本想太郎設計アトリエ
「光る本」のアーチスト、カン・アイラン氏の日本における美術館スペースでの初の本格的な個展。

展示室の中に設けられたミラールームは、内部から映写される映像を外部からも見ることができるハーフミラー(本展示用に開発)製のブースとなっています。この映像は、鑑賞者が「光る本」を選んで持つことによって、インタラクティブに変化します。

またもうひとつのスペースでは、周囲を鏡で囲みその中にアクリル製の本棚を配置することによって、無限に連鎖する光る本の中に迷い込むような感覚を与えます。これらの空間の印象は、刻々と変化する外光によって常に変化し続けます。
光る本、建築、外光、重力といったリアルな事物と、映像、虚像が交錯することによって、作家の内面性が外部化したような展示となっています。

関連図書: アートブック 「姜 愛蘭 内なる本棚」