国分寺の家
所在地 | 東京都国分寺市 |
用途 | 二世帯住宅 |
敷地面積/地域 | 82.72(m2) / 商業地域 |
建築面積/延床面積 | 66.10(m2) / 194.83(m2) |
主構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上3階+塔屋 |
設計 | 山本想太郎設計アトリエ |
交通量の多い道路に面し、隣地境界には近接して隣家が建ち並ぶ都市的な場所に建つ、事務所兼用の二世帯住宅です。外部に対して基本的に「閉じた」建築を計画しました。
コンクリートの外殻に対して、内部は木質+カーテンの柔らかな空間とし、中央を貫通する「光井戸」が内部の環境を形づけています。この光井戸は、層ごとに異なる各機能(1階=事務所、2階=親世帯、3階=子世帯)を視覚的に結びつける、建物の核となります。そして開放的な空間として、屋上庭園が設けられています。
鉄筋コンクリート造を採用した最大の理由は外部交通騒音の遮断です。またコンクリート打放しは外部仕上げが軽微であるため、敷地の境界ぎりぎりまでの計画にも適しました。外周の壁とスラブのみの単純な躯体形状であるため、型枠などの施工効率が高く、低コストに貢献しています。