「藍染杉『凛』」 株式会社ダイリFPC(旧 大利木材株式会社)

HEADベストセレクション賞2015受賞製品
「藍染杉『凛』」 株式会社ダイリFPC(旧 大利木材株式会社)

製品概要
藍染めされた無垢フローリング、羽目板
製品HP(徳島杉)製品HP(藍)
メーカーHP
HEADベストセレクション賞選評
近年、ジャパン・ブルーと呼ばれ再注目を集める、藍染め。徳島は藍染めの元となる藍染料「すくも」づくりの本場として、現在もその伝統が受け継がれ、徳島で作られた「すくも」は阿波藍と呼ばれている。藍染杉「凛」は国産材2x4の開発に取り組むなど、地元産木材の利活用に情熱を注ぐ大利木材が開発した製品である。県産杉の間伐材と阿波藍というふたつの地域の素材のコラボレーションによって生み出される藍染杉フローリング・羽目板は、まさに地方創生時代の建材と言えるのではないだろうか。(坂東幸輔)
メーカーよりコメント
東京大学工学博士の松村教授や坂東幸輔氏からもより評価いただいたように、いま日本の山林が抱える間伐材の問題を単に地域間競争とか補助による需要喚起で解決模索するのではなく、もう一つの地域資源である藍染料を施すことで、塗料では醸し出すことのできない染料DNA独特の「和」の世界観を作ることができた。これを建築分野への利用だけでなくインテリアや文具・装飾品などにも応用、用途範囲拡大を試みている。760年もの歴史背景に培われ、世界からジャパンブルーと称し羨望される「藍より青し藍」と、伐採期にある「杉」を組み合わせ、日本のみならず世界に発信することを狙いとしている。
HEAD会員建築家コメント


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