「リノベライナー工法」いずみテクノス株式会社

みらいのたね賞2023受賞製品
「リノベライナー工法」いずみテクノス株式会社

みらいのたね賞選評
縮小社会が叫ばれる中でも人々のくらしを安全で豊かなものにするためには、建設ストックを活かし、使い続けることが重要である。そのためには建築本体だけでなく、設備配管などのインフラを使い続けるこの工法のような技術が重要となる。団地敷地内の排水管などに、形状記憶性を持つ硬質塩化ビニル管を通し、蒸気で加熱して形状を大きく戻し既存配管に密着させることで配管を甦らせるユニークなものである。配管の交換のための地面を掘り返す必要がないため工期が短縮され、住民の利便性も向上するこの技術は、設備の更新工事を多く手がける企業と、素材メーカーの協力で生まれたものであり、協業がイノベーションを生む好例であると言える。(山代悟 氏)
メーカーによる製品説明
「リノベライナー工法」は、埋設された排水管の更生に最適な工法です。形状記憶型の硬質塩ビ管が、高熱の蒸気で円筒状に戻り、管内部にピッタリ密着。新しく高品質・高耐久な管を形成します。更生管の内径は塩化ビニル樹脂の肉厚分だけ縮小しますが、塩化ビニル樹脂は平滑性が高いため流下性能は低下しません。リノベライナー工法は、地面を掘り返さない非開削工法なので、施工がスピーディーで工期短縮とコストの削減が図れます。


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