「建築コンペとは何か ― 2021 updated version」 日本建築家協会(JIA)デザイン部会 公開トークイベント

おかげさまで盛況にてイベントを終了いたしました。ご参加の皆様ありがとうございました。


このたび日本建築家協会関東甲信越支部デザイン部会は、建築デザインおよびそれに関わる職能についての公開トーク・シリーズの一環として、「建築コンペ」をテーマとしたオンライン・イベントを開催いたします。
建築設計コンペはこれまで、歴史に残る多くの建築を生み出してきました。しかし2013~15年にまき起こった新国立競技場計画をめぐる騒動は、コンペを含む、建築界が繰り返してきた形式の設計プロセスが、社会と建築とのコミュニケーション基盤として適切に機能するものではなくなってしまっているという問題を浮き彫りにしました。 その顛末の一応の区切りともいえる東京オリンピック/パラリンピックを終えたこのタイミングで、日本においてはもはやその存在意義が揺らいでいる「建築コンペ」の話題を起点に、これからの建築と社会とのコミュニケーション、建築設計という職能の可能性について、公開ディスカッションを行います。
『みんなの建築コンペ論—新国立競技場問題をこえて』(2020年)の著者2名をモデレーターとし、さまざまな形でコンペ、建築、都市と関わるゲスト・パネリストが登壇いたします。
(※2020年3月より開催延期とさせていただいていた同名イベントを、内容・形式を新たにして開催するものです)


日時:2021年10月21日(木)18:30~20:30
形式:オンライン・イベント(Zoom ウェビナー)
(事前ご登録いただいた方に後日メールにて参加方法を連絡いたします)
参加費:無料(事前登録制 定員300名 申込多数の場合は先着順)


・公開トークイベントですので、どなたでもご参加いただけます。
・スマートフォン、タブレット端末の場合、事前に「Zoom」アプリのインストールが必要です。(PCでもインストール推奨)


継続職能研修(CPD)認定講習ID:00377754
主催:日本建築家協会(JIA)関東甲信越支部デザイン部会
助成:NPO法人建築家教育推進機構

出演者


塩崎太伸(しおざき たいしん)
建築家。アトリエコ共同主宰。東京工業大学准教授。
建築作品に《菊名貝塚の住宅》(SDレビュー2018入賞)、《五平柱の住宅》(Japan Wood Design Award 2020入賞) など。千葉県鋸南町で交流施設の設計が進行中。
共著・編著に、『建築論辞典』(日本建築学会)、『応答「漂うモダニズム」』(左右社)、『JA93 Kazuo Shinohara』(新建築社) など。 https://atorieco.info/ http://shiozaki.main.jp/lab

川勝真一(かわかつ しんいち)
RAD(Research for Architectural Domain)ディレクター。大阪市立大学・京都精華大学・摂南大学非常勤講師。建築に関する展覧会のキュレーションや出版、市民参加型の改修ワークショップの企画運営、レクチャーイベントの実施、行政への都市利用提案などの実践を通じ、 建築と社会の関わり方、そして建築家の役割についてのリサーチをおこなっている。 https://radlab.info/

津川恵理(つがわ えり)
建築家。ALTEMY代表。東京藝術大学教育研究助手。
文化庁新進芸術家海外研修員としてDiller Scofidio+ Renfro (NewYork)に勤務。 神戸市主催神戸三宮駅前さんきたアモーレ広場コンペで最優秀賞受賞をきっかけに帰国し、独立。建築を通して社会と人がコミュニケーションを取れるような、人の感性に働きかける作品づくりを目指している。 https://www.alt-emy.com/

モデレーター
倉方俊輔(くらかた しゅんすけ)
建築史家。大阪市立大学准教授。近現代の建築の研究、執筆の他、日本最大の建築公開イベント「イケフェス大阪」実行委員会委員を務めるなど、建築の魅力的な価値を社会に発信する活動を展開している。『京都 近現代建築ものがたり』『東京モダン建築さんぽ』『伊東忠太建築資料集』『吉阪隆正とル・コルビュジエ』『みんなの建築コンペ論』他著書多数。

モデレーター
山本想太郎(やまもと そうたろう)
建築家。山本想太郎設計アトリエ主宰。日本建築家協会関東甲信越支部デザイン部会長。東洋大学・工学院大学・芝浦工業大学非常勤講師。著書は『Detail Japan TALK』『建築家を知る/建築家になる』『イラスト解剖図鑑 世界の遺跡と名建築』(監修・翻訳)『みんなの建築コンペ論』など。 http://atyam.net/