大地の芸術祭2015 山本想太郎設計アトリエの関連作品
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」が、2015年7月26日(日)から9月13日(日)の期間、新潟県十日町市・津南町(=越後妻有地域)にて開催されます。760km2に及ぶエリアで展開される、世界最大級の国際アートトリエンナーレです。イベントの詳細はこちらをご覧ください。
このページでは、参加している山本想太郎設計アトリエの関連作品についてご案内いたします。
廃校となった公立小学校の体育館部分をリノベーションし、美術館とするプロジェクト。「越後妻有里山現代美術館[キナーレ]」(2012年、設計:アトリエ・ファイ)の分館であり、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の拠点施設のひとつとして、芸術祭の期間以外にも開館する予定です。
計画にあたっては、小学校の体育館の「大空間」という特徴を最大限に活用することを重視し、既存ステージや床などを取り払うことによる空間の最大化を図りました。結果として生まれた約26m×16m×最大高さ12.2mの空間は、稀にみるスケールのアートスペースであり、他には置けないような巨大なアートが並べられます。これらのアートの大きさ、そして素材の力強さと対峙するため、展示室外周部にコンクリート打放しの展示壁を新設しました。
内外意匠においては、「倉庫」に見立てた既存体育館と、新しい「美術館」の両面性の並置をデザイン・コンセプトとしています。また新設の屋外休憩所では、日本三大峡谷のひとつである清津川の美しい景観も楽しめます。
(作品紹介ページ)
国際設計競技を経て建てられたこの建物は、オーストラリアのアーチストが滞在しながら作品制作し、展示も行える、宿泊施設+ギャラリーです。最優秀案に選定されたオーストラリア人建築家アンドリュー・バーンズ氏の基本設計にもとづき、アトリエ・イマム(今村創平)と山本想太郎設計アトリエ(山本想太郎)が実施設計・監理を行いました。 またアーティスト、ブルック・アンドリュー氏の作品が建築と一体となって展開されています。
(作品紹介ページ)
大工棟梁、故田中文男氏の蔵書の一部の寄贈を受けて作られた地域文庫。木造の民家造りの公民館を山本想太郎設計アトリエが改修設計しました。館内は新旧の建築要素が入り混じるような図書室スペースとなっており、カン・アイラン氏によるLEDを用いて7色に明滅する本のアートも、実際の書物に混在するように常設展示されています。
(作品紹介ページ)