来迎寺 客殿
所在地 :千葉県松戸市松戸
用途 :寺院客殿
敷地面積/地域 :499.95(m2) / 商業地域
建築面積/延床面積 :342.83(m2) / 392.70(m2)
主構造/階数 :伝統木造・在来木造 / 地上1階
設計 :統括 山本想太郎設計アトリエ
構造 増田建築構造事務所
設備 テーテンス事務所
照明 中島龍興照明デザイン研究所
施工 :佐藤秀
襖絵 :井出創太郎(版画家)
寺院の客殿は、会合、会食(施餓鬼)、通夜、勉強会などさまざまな用途に用いられる多目的スペースです。そのため全体で35畳の広さの広間は襖によって3部屋に分割することもできます。また建物全体のデザインとして「空間のつながり」を重視しており、欄間部分は透明ガラスや窓として開放的な雰囲気を作っています。庭園、中庭とも視覚的につながることを意識し、造園も一体で計画されました。
54面におよぶ襖絵は、井出創太郎氏による植物を用いた特殊なエッチング版画です。建築と深く融合したものとするために設計段階から打合せを重ね、施工と同時進行で制作されました。
写真撮影:小川重雄