「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」が、2009年7月26日(日)から9月13日(日)の期間、新潟県十日町市・津南町(=越後妻有地域)にて開催されます。760km2に及ぶエリアで展開される、世界最大級の国際アートトリエンナーレです。イベントの詳細はこちらをご覧ください。
このページでは、参加している山本想太郎設計アトリエの関連作品についてご案内いたします。
「建具のニワ」(作品番号119 2009年作品)
大地の芸術祭2006 において数多くの「空家プロジェクト」(=アーチストと建築家のコラボレーションによるアートの家の制作)の設計に関わった経験から生み出されたアートです。 タバコの葉を乾燥させる倉庫として使われていた建物の内部に、庭のように散策する空間を作りました。越後妻有全域から集められた木製建具約150 枚が用いられています。訪れた方々には、建具の障子紙やガラスが無くなった穴の部分をたどって、このニワを散策していただきます。空中に浮遊する、建具でできた3 つの筒の上部から外光が入ります。<木村静さんによる動画レポート(YouTube)>
「妻有田中文男文庫」(作品番号10 2009年作品)
空家プロジェクトを監修していただいた田中文男棟梁の蔵書の一部を寄贈していただき、2007年に完成した地域文庫。設計を山本想太郎設計アトリエが行い、内部に展示されるアート「天の光、地の光」をアーチスト、カン・アイラン氏が作成しました。今回のトリエンナーレに合わせてカン氏の新作と、空家プロジェクトを紹介する映像・ファイル展示が加わりました。(作品紹介ページ)
妻有田中文男
文庫
「安堀雄文記念館」(作品番号10 2006年作品)
art : 木村吉邦
「空家プロジェクト」作品。二進法の原理で作られたさまざまな機械や空間を展示。
※「妻有田中文男文庫」と同じ建物です。